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うさぎさんの去勢手術

2019/07/29
こんにちは。獣医師の川合です。
今日はうさぎさんの去勢手術についてお話します


男の子のうさぎさんで、尿スプレーや攻撃的な性格、自分の毛をむしってしまうなどでお困りの飼い主さんはいらっしゃいませんか

これらの行動には性ホルモンが関係している可能性があります。

去勢手術を行うと、上記の行動が落ち着き(その子によって程度が異なりますが)、また精巣腫瘍の予防にもつながります。
繁殖相手がいないことによるストレスから解放され、性格が穏やかになる子が多いです。

もしうさぎさんの行動でお悩みの方は、一度健康診断を兼ねてお越しいただけたらと思います。
手術に関しては、1つ前のブログ「うさぎさんの避妊手術」で麻酔や入院についても記載しておりますので、ぜひそちらもご覧ください。

なおこちらは完全予約制となっておりますので、来院の際はお電話でご予約のほどお願いいたします



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ウサギさんの避妊手術

2019/07/11
こんにちは獣医師の長尾です。

今日はウサギさんの避妊手術についてです。

最近は避妊手術の必要性に関して、飼い主様に徐々に浸透してきていると感じることが多くなってきております。

ワンちゃんネコちゃんでは普通にほとんどの子がしている避妊手術。
ウサギさんでもとっても大切です!
というのも、ウサギさんは子宮の病気がとても多く、10歳まで生きたらほとんどの女の子が子宮の病気になるとも言われています。
更に達が悪いのが、『腺癌』の発生率がとても高いことです。子宮腺癌は2歳くらいの若い子でも珍しくありません。

なぜそんなに子宮疾患が多いかというと、卵巣からのホルモンが関係しています。
ウサギさんはとても発情回数が多く、その間、子宮は常に性ホルモンの影響を受けます。そうすると異常な細胞も生まれやすくなるのです。性ホルモンの影響は子宮のみならず、乳腺にも影響するので、乳腺腫瘍の発生も多くなります。また、達が悪いことに、乳腺は『乳腺癌』の発生が多いのです。

腺癌を放置してしまうと、もちろん助かりません。。。
肺やお腹の中、骨などに転移をしてしまい、とても苦しくなってしまい亡くなってしまいます。

そういったことを防ぐために予防的な避妊手術がとても重要となってきます(乳腺癌は避妊手術で完全には防げませんが・・・)。
個人的にはワンちゃんやネコちゃんより、ウサギさんの避妊手術の方が重要と感じます。

病気になってからでは、すでに腺癌で転移している、状態が悪くて手術できないなどといったこともあります。

「うちの子は若くないけど避妊手術できますか?」といったご質問をよく受けます。
もちろん若い(1歳くらい)子での手術のほうが安心ですが、5歳でも7歳でも避妊手術はできます。
(避妊手術前には身体検査やレントゲン、血液検査をさせていただいております。)

当院は小動物の専門病院なので、ウサギさんの負担をできるだけ少なくするため、ウサギさんに適した吸入麻酔薬を使用しております。また、手術時間を可能な限り短縮して負担を減らすため、超音波手術装置といった特殊な医療機器を用いて手術しております。こちらは、超音波により卵巣や子宮の血管を処理する機器で短時間で出血はほとんどなく手術することが可能です。

また、ワンちゃんやネコちゃんのようなウサギさんのストレスになるペットさんはおりませんので、手術後の入院もストレスが少なくできます。(実はこれはとても大切でワンちゃんやネコちゃんの声やニオイのストレスで麻酔管理や術後も回復は全然違うと感じます)


手術のご予約は、お電話でも受けつけております。
手術のご相談に関しましては、一度診察のご予約をお取りいただき、ご来院していただく形となりますのでよろしくお願い致します。

男の子の去勢手術に関しましてはまた今度書きたいと思います。
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フェレットの全身性コロナウイルス感染症

2019/07/03
こんばんは。獣医師の長尾です。
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少し前のことになりますが、エキゾチックペットを専門に診療している獣医師の学会である「日本獣医エキゾチック動物学会」の年1回の症例検討会に今年も参加してきました。
今年の私の発表テーマは、フェレットにおける全身性コロナウイルスにおいてシクロスポリンを用いた治療について発表させていただきました。
フェレット全身性コロナウイルス感染症とは近年報告された比較的新しい感染症ですが、感染・発症すると生存期間が約60日ほどといわれている大変怖い感染症になります。現在、ワクチンや完治する治療法がないのが現状です。似た感染症としては猫のコロナウイルス感染症である猫伝染性腹膜炎という病気があります。猫伝染性腹膜炎も予後が非常に悪い疾患となりますが、近年、猫伝染性腹膜炎にたいしてシクロスポリンを用いて良好な予後を得ているという報告があり、フェレットでも使えるのでは?ということで使用した内容で発表してきました。
会場では多数の先生に声をかけていただき皆様興味に興味を持っていただきました。
このフェレット全身性コロナウイルス感染症は感染しても発症しないこともありますが、発症すると全身性に肉芽腫を形成し、様々な症状を引き起こします。とくに若いフェレットさんで発生が多いです。
(※コロナウイルスには緑色の下痢便をしてしまうなどの軽度の症状を引き起こす弱毒のフェレット腸コロナウイルス感染症といわれるものもありますが、こちらとは別のものになります。)

うちの子は大丈夫!と思っていても、少し前の報告で、日本国内のフェレットにおいても思っていても、すでに蔓延している可能性が指摘されています。

当院でも診察・診断の機会が増えていると感じております。

確定診断はなかなか難しいのですが、おなかをあけて腫れた臓器を摘出・生検して、遺伝子検査や免疫染色をおこなうなどの検査が必要となりますが、早めの診断・治療が重要となってきます。
若くて痩せていてなんだかお腹が張っている、下痢がおさまらないなどの症状がありましたら要注意です。今年から糞便のなかのウイルスを検出する検査が国内でもできるようになりましたが、①ウイルスを持っていても発症していない、②ウイルスは糞便には出ていないけど体の中にはいる。といったことも想定されますのでやはり確定診断は組織を生検することになると思われます。

全身性コロナウイルスについて相談したい、知りたい、検査してみたいなどといったことがあれば、ご予約を取って来院していただければと思います。(お電話でのご相談は行っておりません)

※診療は予約制となっております。ご迷惑をおかけ致しますが、土日祝日は約1週間前にはいっぱいになっておりますのでお早めのご予約をお勧めいたします。

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