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暖かくなってまいりました。(uchida)

早いもので、もう3月も終わりですね。
日に日に日が長くなり、気温も上がってきて、春だな~と言う感じがしてきました。

寒いのが苦手な動物さんたちも過ごしやすくなってきているのではないでしょうか?

さて、暖かくなると活発になるのは人や動物たちだけではありません。
DSCF9558.jpg
ダニです。
ここ最近ダニに寄生された症例が増えてきているように感じます。
では、ダニはどこからやってくるのでしょうか?

ダニと一言で言っても実は無数に種類があります。
上の写真はヒゼンダニと呼ばれるダニのなかまで、皮膚の中にもぐりこむタイプのダニです。痒みは数ある皮膚病の中でもトップレベルで、痒くて寝れないこともあるくらいです。
ヒゼンダニは生き物に寄生していないと長くは生きられず、皮膚と皮膚が触れ合うことで移っていきます。
また、それぞれ特定の種類の動物以外には寄生しにくい、という特徴があります。
つまり、当院にお越しいただくような散歩をしないペットたちにおいては、お迎えしたときにはすでにもっていた、または新しくお迎えしたこからうつってしまった可能性が高いです。
人間の家にいるようなハウスダストマイト(コナヒョウダニ等)とは関係ありません。
ハムスターさんは例外で、イエダニが寄生することがあります。

最近ペットを飼われた、今まで病院に行ったことがない子で、痒そうにしているとか、フケが多い場合は、一度病院にいってみてはいかがでしょうか?
ダニをチェックする検査はセロハンテープを使い、毛やフケを採取し、顕微鏡で見ます。
治療は首の後ろに薬を2~4週間ごとにたらすだけで終われることが多く、検査も治療も負担は少なめかと思います。

最後にダニがデートしているところを激写したので、興味のある方はご覧になってみてください。

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チンチラの子宮蓄膿症

こんにちわ。
今回は少し珍しい症例の紹介をさせていただこうと思います。

今回の動物はタイトル通り草食獣のチンチラです。
動物病院では電話で問い合わせを受けた時に、猫のチンチラと獣医師が勘違いし、犬猫の病院に来院してしまうことがある動物です(笑)そのせいか年に1~2回友人の獣医から問い合わせがきます。

子宮蓄膿症とは、何らかの原因(多くの場合は発情が関与)で子宮内に菌が沸いてしまい、強い炎症と共に膿がたまってしまう病気で、当院で診察しているような動物より、主に犬での発生が多いです。
菌の出す毒素によって、急速に状態が悪くなりうる、怖い病気の一つです。
この症例の子は、「元気食欲の消失、お尻がぬれていて、白い液がでている。」という理由で来院されました。
超音波検査にて子宮の拡張と液体の貯留を確認し、診断にいたりました。
DSCF9552.jpg
画像の上のほうにある黒い部分が全て膿です。
幸い血液検査上大きな問題がなかったので、その日のうちに手術を決行しました。
(これより下は手術中の写真がありますので、グロテスクなのは、、、という方は注意してください)






全身麻酔下で、お腹を開けてみると、かなり拡張した子宮が認められました。

DSCF9544.jpg

本来正常なチンチラの子宮は5mm程度なので、4~5倍の大きさになっており、中には液体が大量にたまっていました。
DSC_1394.jpg
摘出した子宮の全貌です。
発生には発情がかかわっている可能性があるため、卵巣も一緒に摘出しました。

DSC_1393.jpg
無事手術を乗り越えてくれて、麻酔を切り、目がさめるまで酸素を嗅がせています。

術後の経過は非常によく、3日の入院の後、おうちに帰してあげることができました。
その後、お薬が嫌いすぎて病院に来ることになってしまいますが今はおうちで元気よく、ご飯も食べていてくれているとのことです。

チンチラの子宮疾患は稀な病気と言われており、教科書にもほとんど載っていません。なので、多いとは言えない病気なのかもしれませんが、ネットで調べてみるとこの病気の闘病記のようなブログがちらほらあります。
今は少ないとされているかもしれませんが、長生きをする子が増えてくれば、教科書が変わってくる可能性は十分にあると思います。

初めて当院に来て、その日に手術をするという急な話になってしまいましたが、信用して受け入れてくださった飼い主様と、手術を乗り越えてくれたチンチラさんに感謝です。





プロフィール

ミニペットクリニック

Author:ミニペットクリニック
埼玉県川口市にあるエキゾチックアニマル専門の動物病院“ピジョンミニペットクリニック”と申します。
日々の出来事や病院の情報、豆知識など、病院スタッフが綴っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします☆

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