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フェレットや小鳥のリュープリン治療について

2020/08/04
獣医師の長尾です。
フェレットの副腎疾患や小鳥の発情抑制に投与させていただいている注射薬のリュープリンは、メーカーによる製造停止により国内では現在入手ができない状況にあります。
前立腺がんなどに使用される人薬であり、人の方でも不足している現状です。
そのため当面、リュープリン注射による治療が行えません。
(在庫がある際や、取り寄せができた場合は接種可能な時もありますので、随時お問い合わせいただければと思います。)

今後の治療方針は、別の治療薬や手術を含めて診察の際にご相談させて頂ければと思います。

飼い主様にはご迷惑をお掛け致しますがご理解いただければと思います。
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暖かくなってまいりました。(uchida)

2015/03/28
早いもので、もう3月も終わりですね。
日に日に日が長くなり、気温も上がってきて、春だな~と言う感じがしてきました。

寒いのが苦手な動物さんたちも過ごしやすくなってきているのではないでしょうか?

さて、暖かくなると活発になるのは人や動物たちだけではありません。
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ダニです。
ここ最近ダニに寄生された症例が増えてきているように感じます。
では、ダニはどこからやってくるのでしょうか?

ダニと一言で言っても実は無数に種類があります。
上の写真はヒゼンダニと呼ばれるダニのなかまで、皮膚の中にもぐりこむタイプのダニです。痒みは数ある皮膚病の中でもトップレベルで、痒くて寝れないこともあるくらいです。
ヒゼンダニは生き物に寄生していないと長くは生きられず、皮膚と皮膚が触れ合うことで移っていきます。
また、それぞれ特定の種類の動物以外には寄生しにくい、という特徴があります。
つまり、当院にお越しいただくような散歩をしないペットたちにおいては、お迎えしたときにはすでにもっていた、または新しくお迎えしたこからうつってしまった可能性が高いです。
人間の家にいるようなハウスダストマイト(コナヒョウダニ等)とは関係ありません。
ハムスターさんは例外で、イエダニが寄生することがあります。

最近ペットを飼われた、今まで病院に行ったことがない子で、痒そうにしているとか、フケが多い場合は、一度病院にいってみてはいかがでしょうか?
ダニをチェックする検査はセロハンテープを使い、毛やフケを採取し、顕微鏡で見ます。
治療は首の後ろに薬を2~4週間ごとにたらすだけで終われることが多く、検査も治療も負担は少なめかと思います。

最後にダニがデートしているところを激写したので、興味のある方はご覧になってみてください。

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スナネズミの食欲不振(uchida)

2015/02/14
食欲不振・・・
言葉にすると一言ですが、その原因となるとなかなか書ききれないほどあります。
本人の様子や、飼い主様から見た様子、年齢、種類等々から推理をしていくのが獣医療です。

今回の症例は生後約5ヶ月のスナネズミの女の子です。
急に食欲がなくなり、小屋にこもることが増えたと、来院されました。

病院では動き回っていて、身体検査上は大きく問題はありませんでした。
日々診察をしていて、こういった症例はよく出くわしますが、非常に悩ましいです。
血液検査等が気軽に行える動物であれば、色々調べることができるのですが、小型げっ歯類ではなかなかそうも行きません。
こういったとき、一番頼りになるのは飼い主様からの情報です。
口を気にしているような素振りを見かけるようになったと教えていただき、注意深く身体検査をやりおしてみると。。。

前歯が、一見きれいに生えているのですが、最初に見たときと若干角度が変わって見え、触ってみるとグラグラしました。


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げっ歯類の前歯は絵のように根が深く、実は外側から見える歯の倍以上の長さがあります。
なので、根っこの近くで折れてしまうと、今回のようにグラグラはするけど抜け落ちないという事態がおこりえます。

治療は歯はグラグラしていると痛いので抜いてしまい、痛み止めの薬を使い、伸びてくるのを「待つ」ことになります。

多くの子はやわらかいご飯や、液状のご飯を食べてくれるのですが、この子はまったく答えてくれず、治療6日目になってようやく前歯が伸びてきてくれました。
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写真が下手すぎますが、きれいに二本ともちょうどいい長さになってくれています。
小型げっ歯類の前歯が折れる原因はおそらく事故が一番多いのではないかと思います。
とびおりた、ぶつけた、はたまた落としてしまったなどですね。
今回の症例では幸いきれいに前歯が生えそろってくれましたが、これをきっかけに前歯の不整咬合になってしまうこともよくあります。

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今はしっかりご飯も食べ、キッチンペーパーもボロボロに
元気になってくれてよかったです。

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ウサギのPOOHちゃん(Kanazawa)

2013/11/22
こんにちは

ミニペットクリニック、今日は空いております…。
少し寂しいですが、
体調を崩している子が少ない、というのは喜ばしいことです

そんな中、来院してくださったウサギのPOOHちゃんについて
今日はご紹介させていただきますね

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POOHちゃんは1歳の女の子
美しいアイシャドウのような柄が特徴のドワーフホトさんです。

POOHちゃんは約半年前に、眼の腫れで来院されました。

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眼の中に膿が溜まり「膿瘍」が形成されていました。
赤い丸で囲われた、白いもやもやが膿瘍です。

白目も充血してしまっていました 

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こういった症状は若いウサギさんで頻繁に見られ、
多くはエンセファリトゾーンという原虫の感染が関わっているといわれています。

POOHちゃんも眼の検査や抗体の検査を行い、
抗炎症の目薬や駆虫薬で治療を開始したところ…

時間はかかりましたが、腫れが落ち着いてくれました

飲み薬をストップして数ヶ月に1度の定期健診となり、今日もその健診日です。

経過は良好
そのほかの体調も元気そのものです

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ただ、お写真にも写っているように、
膿瘍は残ってしまっています。

このご病気は、完治が難しく、再発が多いことでも良く知られているのです

POOHちゃんのお家は飼い主様が異変にすぐに気付き、
定期健診もしっかり通ってくださっているので
もし再発があったときも素早く対応できるという点では安心なのですが…

できれば完治させる方法が見つかって欲しいものですね。
ウサギさんの医学の進歩にご期待ください

ともあれ、早期の発見・治療はとっても大切
皆さんお家のウサギさんのキラキラの眼を、時々覗いてあげて下さいね

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おうちではなかなか出来ない仰向けポーズで全身チェック!
POOHちゃん、とってもおりこうさんです

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ふわふわのマシュマロみたいで可愛いです…

本当に良い子でしっかり診察させてくれました
POOHちゃんお疲れ様です!
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ハリネズミのハリブーンちゃん(Kanazawa)

2013/11/08
こんにちは

今日は秋晴れでとても気持ち良いです!

こんな日は動物たちのケージやベッドを天日干ししたいですね


さて、今日はハリネズミのハリブーンちゃんのご紹介です

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ハリブーンちゃんは約7ヶ月齢になる女の子

今日は、どこかから出血した跡があった、ということで来院されました。

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上から見たまるっとした姿も可愛い

全身診させてもらいましたが…
(こんなにしっかり体を見せてくれるハリネズミさんは珍しいです)

傷などは見つからず!

もしかしたら固いものを食べたときの口の中の出血かな?

今日見る限りでは口の中ももうきれいなので、
特にお薬などは出さずに、お家で観察していただくことになりました。

大きな傷はでき物が無くて良かったね

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ハリブーンちゃんは元気食欲もばっちりで、
病院内でお手本のような健康なうんちをしてくれたので
それもお写真にとってみました

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おうちにハリネズミさんがいる方は、
これくらい立派なうんちが出ているかチェックしてみてくださいね

最後に、今日のベストショット!
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カメラ目線です
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